みどころⅠ

代表作から貴重な作品まで一堂に!

京都府立堂本印象美術館のコレクションから、初期から晩年までの作品が一堂に集います。 中でも、迫力の大作《乳の願い》、《木華開耶媛》、《運命の始めと終り(受胎告知・刑架)》や、モダンな都市生活を切り取った《メトロ》、ヨーロッパ旅行記『美の跫音』掲載の挿絵原画など、代表作から貴重な作品まで一堂に展観することができます。

運命の始めと終り(刑架)
■運命の始めと終り(刑架)1954年 京都府立堂本印象美術館蔵蔵
メトロ
■メトロ 1953年
京都府立堂本印象美術館蔵
メトロ
■オペラ通り(美の跫音挿絵) 1952年
京都府立堂本印象美術館蔵
乳の願い
■乳の願い 1924年
京都府立堂本印象美術館蔵

みどころⅡ

マルチな才能が開花!デザイナー・堂本印象

印象は若い頃、内職として木彫人形を作っていました。歌舞伎や舞踊を題材にしたものや、サロメなど西洋演劇を題材にしたものなど、素朴で愛らしい造形で印象の木彫人形は人気を博したそうです。
また、印象は茶の湯にも通じ、自ら茶道具を作り、実際に茶席で使うなどして楽しみました。更に、皿や壷などの陶芸のほか、椅子も自らデザインし製作しています。
本展では、この貴重な木彫人形と茶碗、陶器、木彫椅子を展示し、印象のマルチな才能をご覧いただきます。

みどころⅢ

画家デビュー前の若き日の印象が制作した織物図案を特別出品!

堂本印象は、日本画家としてスタートする以前に、西陣織の工房で図案家として活躍していました。工房の経営者であった初代龍村平藏は、印象の才能を伸ばすため美術学校への進学を支援します。龍村への深い恩義を感じていた印象は、画家として大成した後も工房に通い、図案の仕事を行いました。
本展では、若き日に制作した、国宝の彦根屏風をモチーフにしたデザイン原画《彦根屏風図案》(1918年以前)と、印象の図案をもとに織り上げた錦裂を、龍村美術織物様のご協力により特別出品します。

みどころⅣ

堂本印象は、日本各地の多くの寺院に障壁画や天井画を描いています。
本展では、京都法然院様のご協力により、印象晩年の抽象表現の代表作のひとつ、法然院望西閣の襖絵《雲華西来》四面(1971年)を特別出品します。

雲華西来
■襖絵 雲華西来 1971年 法然院蔵

京都府立堂本印象美術館 企画展のごあんない

「堂本印象 ほとけを描く ほとけを愛でる
印象コレクションの秘仏初公開・まぼろしの四天王寺宝塔の仏画

The World of Buddha by Insho DOMOTO
From his paintings to his private collection of masterpiece statues」

2019年5月29日~9月23日

堂本印象の仏画が一堂に!
多彩な画風、ジャンルで才能を開花させた印象ですが、仏画もまた印象の画業において重要なテーマのひとつでした。 本展開催期間中に、京都府立堂本印象美術館では、堂本印象が描いた仏画の特集展示が行われています。本展開催とあわせてご鑑賞してはいかがでしょうか。

京都府立堂本印象美術館